2016/09/10付 週間かみゅかみゅチャート

1. Tinashe - Superlove⇑(NEW)
2. How to Dress Well - Lost Youth / Lost You⇑(NEW)
3. Snakehips feat. ZAYN - Cruel⇑(NEW)
4. NAO - Girlfriend⇓(01)
5. Britney Spears feat. G-Eazy - Make Me...⇓(03)
6. Beyonce - Pray You Catch Me⇑(NEW)
7. Isaiah Rahad - Free Lunch⇑(NEW)
8. YG feat. Drake & Kamaiyah - Why You Always Hatin?⇓(04)
9. Usher feat. Young Thug - No Limit⇓(02)
10. Mac Miller feat. Anderson .Paak - Dang!⇓(07)
11. Blood Orange - Augustine⇓(05)
12. AlunaGeorge feat. Leikeli 47 & Dreezy - Mean What I Mean⇓(08)
13. Wild Beasts - Get My Bang⇓(06)
14. ScHoolboy Q feat. Kanye West - THat Part⇓(12)
15. Niykee Heaton feat. Migos - Bad Intentions⇑(17)
16. Mitski - Your Best American Girl⇓(09)
17. Charlie Puth feat. Selena Gomez - We Don't Talk Anymore⇑(18)
18. Francis and the Lights feat. Bon Iver & Kanye West - Friends⇓(13)
19. Major Lazer feat. Justin Bieber & MØ - Cold Water⇓(10)
20. Kanye West - Famous⇓(15)

・Tinashe - Superlove

新作のリリースを延期しまくってるティナーシェたん起死回生の新曲！2000年台後半以降のR&B/ポップシーンを語る上で外すことの出来ないThe-DreamとTricky Stewartコンビのプロデュース曲になります。ティナーシェはR&Bポップスター的な立ち位置でありながら、ミックステープで実績を上げてメジャーデビューしたっていう「2010年代以降のR&Bの潮流」を意識せずにはいられない感じの立ち位置であったわけです。それだけに、そういう楽曲がやはり多かった気がするし、ポップに振り切った"Player"は逆にダサすぎてみたいなバランス感覚に苦しんでた感じがするんですが、まぁそこで2000年代後半にありがちだった懐かしのR&Bサウンドで勝負したっていうのは意外性もあるし、この時代の音に青春を感じる僕としては、「あっ、やっぱティナーシェも僕と同じ時代を生きてきたんだな」って思って嬉しくなりますね。そして、ミュージック・ビデオのほうがまた最高でして。ザック・エフロン主演で映画制作進行中とも噂され再評価中（？）のベイウォッチ・ネタで、”海とイイ男”の監視員ティナーシェ達が溺れるマッチョなイケメンたちを救出するという神糞な内容になっています。そうなんです、遂に2016年の夏を彩るヲキャマ・アンセムが爆誕したわけですね（昨年はデミロバの"Cool for the Summer"）！「ディーヴァの夏はまだまだ終わらない！」と言わんばかりの張り切りっぷりなんですが、ディーヴァの得意技「遅刻芸も大概に！」してほしいですね！（ツイッターのフォロワーさんのセリフの横流し）　一部の層しか興奮しなさそうなこのMVでどこまでヒットするのでしょうか！？←


・How to Dress Well - Lost Youth / Lost You



アメリカのシンガーソングライターTom Krellのアーティスト名義How To Dress Wellの、９月にリリース予定の新作"Care"からのファーストシングル曲。2010年のデビュー・アルバムリリース以降、彼のこれまでの３枚のアルバムの評価ってすこぶる高いわけではないんですけど、Pitchforkが常に高得点を与え続けていて知名度がそれなりにあるっていう、現代型のアーティストって感じでもあります。今回この新曲のプロデュースを担当しているのが元fun.で今やThe Bleachersのフロントマンとしてお馴染みのJack Antonoffっていうのも意外な組み合わせですね。そして、これはミュージック・ビデオの方見ればわかるように「史上最も美しく華麗なカムアウト・ソング」なのです。


・Snakehips feat. ZAYN - Cruel



先日プライベートでいつの間にか来日していたUKのPBR&BアクトSnakehipsの新曲は、ソロアーティストとしてしっかり自分の立ち位置築きつつあるZAYNをゲストボーカルに迎えています。ソングライティングにはSnakehipsとの共同作業者でもあるCass Loweに、スウェーデン出身のアーティストErik Hassleが参加しているっていうのが個人的には意外なトピックでした。これは、メロディーがツボつきまくりで素晴らしいですね！あと前も言ったけど、ZAYNはこういうダンス・ポップ路線がかなりハマってると思うのでこの路線を是非突き詰めてもらいたいですね。


・Beyonce - Pray You Catch Me



Beyonceの最新アルバム"Lemonade"の１曲目に収録されてる楽曲で、Kevin Garrettっていう新鋭のアーティストがプロデュースを手掛けてて、James Blakeがソングライティングに参加してることでも話題の１曲でした。本当に美しい曲で大好きです。これアルバムの中だと、「ワタシの夫、浮気してるんじゃないかしら・・・でも、ワタシあなたが帰ってくるの待ってるわ」っていう内容の曲なんですけどね。まぁビヨンセはかなり純朴そうなんで説得力ありますが。つい先日のVMAsでの"Lemonadeメドレー"の中でもこの曲を１曲目に披露していました。ライヴではセットリストにこの曲入ってないみたいなんでYouTubeにライヴ音源すら無いので、こちらのカバー動画でお茶を濁させていただきます。


・Isaiah Rahad - Free Lunch



Isiah Rashadはテネシー出身の25歳のラッパーで、Rihannaの最新作にも関わっているSZAやKendrick Lamarを中心としたBlack Hippy軍団が所属するTop Dawg Entertainmentイチオシの新人で、昨年は"Nelly"って曲が話題でした。2014年にはXXLが選ぶフレッシュなラッパーの中にも選ばれています。この曲はChance The RapperやTWENTY88などを手掛けるCam O'biのプロデュース曲で、この浮遊感のあるトラック上で優雅に漂う彼のラップとキャッチーなフックが耳に残る曲で、彼の声の使い方も非常にうまいですね。"Meal ticket"の連呼が印象的なんですけど、貧困な環境で育った彼のバックグラウンドを反映してる曲のようです。