2016年9月23日金曜日

#30 Sam & Dave - Hold On, I'm Comin' (1966)

音楽と英語の勉強を兼ねて、ちょっと企画してみました。
60年代で個人的に好きな30曲を1曲ずつ掘り下げてみる企画。
いつまで続くかわかんないですけど、できれば70年代、80年代とやりたいですね(笑。

基本的にはWikipediaの英語版の情報を元に、紹介していきます。
よかったらお付き合いくださいね。




"Hold On, I'm Comin'"は、1966年にリリースされたシングル曲で、ソウル・デュオのSam & Daveがレコーディングした曲。当時アトランティックの子会社だった、スタックス・レコードからリリースされました。





Isaac HayesDavid Porterとの共作曲。DavidがIsacに、早くスタックス・スタジオのトイレから出て曲作りに取り掛からせようとして、「おーい!行くぞ!」と連呼してたら、Isacが「ちょっと待って、今行くから!(Hold On, I'm Comin')」と言ったのがキッカケで、このタイトルを思いついたそうです。
オリジナル・タイトルは"Hold On, I'm Comin'"なのですが、ラジオ局の中にはその”思わせぶりなフレーズ”(笑)に抵抗を示したところもあったそうで、ほとんどのCD盤のタイトルを"Hold On! I'm A Comin'"と表記していたそうです。
1966年の春にリリースされ、全米R&B Singlesチャートで1位Billboard Hot 100で21位を記録しています。

続いて曲構成の話。
楽器のイントロに続いて、Sam Mooreが最初のヴァースを歌いコーラスでDave Praterが加わります。続いて、2番目のヴァースをDaveが歌い、Samがコーラスで加わります。ブリッジ部分ではDaveが初めのパートを歌い、Samが次のパートを歌い、その後短いインストルゥメンタルが入ります。3番目のヴァースはSamが歌い、Daveがコーラスで加わります。コーラスがリピートされ、SamとDaveの歌声は曲が終わるまでフェードアウトしていきます。

Don’t you ever be sad
Lean on me when times are bad
When the day comes and you are down
In a river of trouble and about to drown

Just hold on, I'm comin'
Hold on, I'm comin'
I'm on my way, your lover
If you get cold, yeah, I will be your cover
Don't have to worry, 'cause I'm here
No need to suffer, baby, cause I'm near

Just hold on, I'm comin'
Hold on, I'm comin'
Hold on, I'm comin'
Hold on, I'm comin'

Looky here
Reach out to me
For satisfaction, yeah
Looky here, Dave, that’s all she got to do
Call my name, yeah, for quick reaction
Yeah, yeah, yeah, yeah

Now don't you ever be sad
Lean on me when the times are bad
When the day comes and you are down, baby
In a river of trouble and about to drown

Just hold on, I'm comin'
Hold on, I'm comin'

Just hold on
Don't you worry
I'm comin'
Here we come
Hold on
We're about to save you
I'm comin'
Yeah

Hold on
Don't you worry
I'm comin'
Here I come


後の1982年に、"Hold On, Edwin's Coming"というタイトルでレコーディングされており、プロモーション用シングルとしてリリースされているのですが、ルイジアナ州知事Edwin Edwardsの3度目の選挙キャンペーンのためのものだそう。その3年後には、Dave PraterはSam Danielsとともに新しく"The New Sam and Dave Revue"というデュオを組み、"Medley/Hold On, I'm Comin"をレコーディングしています。

一方2008年には、Barack Obamaも大統領選のキャンペーンの際に流そうとしていたそうですが、Sam Mooreが彼に手紙を宛てて、やめるように頼んだそうです。その文面は以下の通り。
「私はあなたがこの国の最高地位に就くのを支援することに関して、賛同していません。仮にそういう(あなたを支援する)選択をするにしても、誰をサポートするか決める権利は私自身にあります。私の投票は、自分自身と投票箱との間のとてもプライベートな問題なのです。私が名声を手にしているからといって、私が誰か候補者を支援するというのは全く別の問題なのです。」

さらにこの曲がリリースされた当時の彼らを取り巻いていた状況について、Sam Mooreが語っています。
「"Hold On, I'm Comin'"が世に出た当時、僕たちはあらゆる場所を旅していた。ビッグ・バンドを連れてね。あぁ、なんてこった。僕たちはずっと外にいたんだ。とても長い間外にいたよ。今で言うならDr. Dreみたいな感じ。億万長者みたいにね。僕たちは本当に色んなとこを旅してたんだ。」

そんな名曲"Hold On, I'm Comin'"ですが、Amerieの2007年のシングル"Gotta Work"でサンプリングされています。



Amerieは、この曲で知ったので個人的にちょっと懐かしいですね(笑。


ポピュラー・カルチャーでもいまだに影響力を持っている曲でもあります。

1980年のアメリカ映画『ブルース・ブラザーズ(The Blues Brothers)』で、自身の楽曲"Soothe Me"とともに使用されています。



2007年のアメリカ映画『アメリカン・ギャングスター(American Ganster)』でも使用されています。



UFCのウェルター級チャンピオンRobbie Lawlerが初めてタイトルを防衛したUFC189での入場曲でもあったそうです。



2010年のアメリカ映画『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~(Due Date)』、2016年のアメリカ映画"Elvis & Nixon"でも使用されているそうです。
2010年にアメリカのテレビドラマ『ホワイトカラー(White Collar)』でもいくつかのエピソードで使われてるそうです。そのエピソードはYouTubeで見つかりませんでしたが、ファンビデオがあって、Matt Bomerがジューシーなので載せておきますね!






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